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77歳冬
私の叔母「たーちゃん」の話です。
77歳になる年の冬に車の運転をしていて、住宅街の信号機のない交差点で高齢ドライバーどうしの出会いがしらの事故にあいました💥
どちらも大怪我には至らず車がへこんだ程度でしたが、叔母はそれを機に車と免許を手放しました。ただその事故で腰を痛め、右足がしびれるようになりました。
若い頃から腰痛もちで、60代で腰のヘルニア手術をしていましたが、その後もたびたび腰痛になっていました。
病院にいくと、
脊椎管狭窄症(せきついかんきょうさくしょう)
と診断されました。
徐々に症状は悪化していき、処方された痛み止めでは痛くて寝れないので、次に座薬を処方され、その座薬も最初は一日一錠だったのが、一日二錠の座薬生活になっていきました。ブロック注射もすすめられ2回ほど打ちましたが、気分が悪くなるだけで痛みは全く治まらず、それ以降はやめておきました。歩くのもやっとで3分ほどしか立ってられませんでした。一人暮らしなので買い物にも苦労しました。近くにバスは通っておらず誰かに車をだしてもらい、カートにしがみついてやっとこさ買い物している状況でした。台所の流しに立って手を伸ばして茶碗を洗う、その体勢も辛かったようです。座薬生活は、その場しのぎというかその日しのぎになっていました。そのうえ薬漬け生活で血液検査の数値も悪くなっていきました。
78歳冬
改善しない状況で1年たった頃、私はたーちゃんに
まい
たーちゃん
ということで、
たーちゃん78歳の冬、日程的に日帰りしか都合がつかず施術予約時間も夜だったので、車で弾丸東京の旅が決まりました😲
まず福井から神奈川県の厚木まで7時間かけて車でいき🚗その後、道場のある原宿まで小田急線と山手線を乗り継いでいきます🚃
たーちゃんは車も長時間乗ってると辛そうなので、車のシートをいっぱいいっぱい倒し、足もシートと同じ高さにして、2時間おきに休憩しながら厚木駅まで行き、そこから電車で廣戸道場にいきました。通常なら原宿駅から道場まで徒歩3分くらいの距離を、必死に15分かけて歩いていきました。
初廣戸道場は、レッシュトレーナーにとっては聖地なので私はドキドキ❤でした。中には、関連書籍やテレビ番組出演時の収録ポスターや、サインボールなども置かれており、待っている間はキョロキョロと舐めまわすように(笑)部屋中をみていました。
順番が来て、西澤先生に施術していただくことになりました。そこで今の身体の状態はこう歪みがでているから、こう痛みがここにでています。ということを、解りやすく説明いただき、帰ってから日常氣を付けるこも教えていただきました。それを聞いたうえでたーちゃんの身体を見ると、蓄積された歪みの連鎖が凄かったです😱1時間ほど施術していただき、終わった頃には、普段冷え性のたーちゃんの頬がピンク色になっていました。
ほんとは施術終わってからしばらく寝ているとより効果的ですが、日程上泣く泣くまた電車を乗り継ぎ、観光することもなく、厚木から車でとんぼ返りでした。
施術直後のたーちゃんの感想は、
たーちゃん
ただ冬場なのに汗ばむほどポカポカしていたようです。
帰ってから2日ほどは、好転反応でいつも以上の痛みが右足にでたようです。
それからは、西澤先生に助言されたことや、簡単なリポーズ体操を毎日取り入れていきました。痛みはありましたが、座薬は一日二錠から一日一錠、飲まない日も作る。と辛い中で徐々に減らしていきました。徐々に座薬を使わない方向にもっていけたのは、本人の自覚はありませんでしたが、施術と毎日の積み重ねが効いているなと私は思っていました。
東京行きから1ヶ月たち、予約していた有名な富山の病院で、手術をして治るか診てもらいました。
すると、そこのお医者さんに
とバッサリ断られました。詳細は教えてもらえなかったようですが、たーちゃんが推測するに、高齢であることと手術をしても通うのは大変だからだろうと言っていました。私を含め息子夫婦や周囲にも、手術は止めておこうといわれ、もう一度レッシュにかけてみようと腹をくくりました。
78歳春
それから4ヶ月たち、もう一度廣戸道場に行くことにしました。
今度は新幹線🚄でしたが、その時も日帰り日程でした😓
新幹線は長時間拘束されるので、辛かったと思います。乗り継ぎもホームからホームまでは距離があるので、ベンチを見つけては休み休み廣戸道場まで行きました。
2回目は中條先生に施術していただきました。その時も、前回同様今の身体の状態はこう歪みがでているから、こう痛みがここにでています。ということを説明してもらいましたが、前回とはやはり身体が変化していたので、歪みも変わっていました。毎日の積み重ねが改善に繋がっていたので、改善の自覚はなくても、私を信じて毎日続けてくれたたーちゃんに感謝です。そしたら施術の後半は、
なんと!
廣戸先生に施術していただきました✨
その時廣戸先生から、私がたーちゃんにできる施術のようなことを教えていただきました。それまでは、私がたーちゃんにしてあげられることがたいして無かったので、これで少しでも力になれる😊と、とてもありがたかったです❤
施術後の帰り道、
たーちゃん
と変化を感じ、喜んで帰路につきました。
帰ってからは、たーちゃんには引き続き毎日体操と、週1くらいのペースで廣戸先生に教わった施術をしました。
78歳~
その後、九州分室長の二串先生に施術をお願いし、それから年に3回くらいのペースで3年程施術していただきました。
最初の1年は帰ってからの3日ほど好転反応で痛くなっていたようですが、やがてそれもなくなり、施術後は身体が楽になるようになっていきました。その頃には、座薬どころか薬は一切使用していませんでした。
施術後の痛みが好転反応だと思えたのは、仰向けに寝た時の歪みが緩和され、足も真っ直ぐになっていて、違いが明らかにわかったからです。
たーちゃん
と(笑)、精神面でもリラックスできて相乗効果がでていたと思います。
高齢になると痛みの記憶が残りやすく、実際の原因は取り除いていても、脳はまだ痛いとカラダに伝えるそうです。なのでカラダは良くなっていても、痛みは最後に消えるそうです。
日常生活では畑をして、自転車に乗り、晴れた日は20分くらい散歩も出来るようになりました✨
ただ、たーちゃんはおっちょこちょいなので、自転車に乗って急ブレーキをかけて転んだり、これも自転車に乗っていて細い道で車が来たことに慌てて電柱にぶつかって転んだり、家の中でも階段から落ちたりと、ゾッとするような出来事を他にもいっぱいやらかしてますが、たんこぶやアザや擦りむいたりしていても、一度も骨を折らずに済んでいるのは毎日の体操や散歩が影響しているからだと思っています。ただ80歳を超えて、自転車は危ないので乗るのをやめました。
あと新聞やテレビを見て、カラダにいいというものは食事でも体操でも色々と取り入れていました。体操は良くないものもあるので、私に聞いてと伝えていました。
最近も
たーちゃん
と言うので話をきいていくと、
このような記事を忠実にしていたことがわかり、
まい
と立ち方や座り方を再確認し、後日
たーちゃん
と報告があり、ほっと胸を撫で下ろしました。
そんなことの繰り返しですが、薬離れができ、3分しか歩けなかったのが多い時は朝晩20分ずつ散歩できるようになりました。買い物もスーパー⇔家の往復バスに登録して、車なし生活にすっかり慣れて、80代でらくらくホンではなく普通のスマホを持ち始めlineのやり取りも出来るようになりました。
こうやって脳もカラダもいつまでも健康でいてほしいです😊