ハンドボールをしている10歳の小学生のお父さんからの依頼で、
「息子の動きが鈍臭いから見てほしいことと、今後の練習のポイントも教えてほしい」
とのことで行ってきました。
事前のお父さんの話では、キャッチボールがようやく出来るようになってきたけど、動き出しが遅いことが気になっていました。
目次
小学生も大人もはじめの一歩は立ち方
まず仰臥位(仰向け)でタイプ判別をします。B2君でした。
これはタイプの動きを伝えるために始めに判別するのではなく、伝え方や思考がタイプが分かっていると伝えやすいからです。あとはタイプの動きを伝えるというより、タイプと違う動きをしていたら修正する引き算で用いるためのタイプ判別です。
ここで補足すると、4スタンス理論はタイプがわからないとレッスン出来ないとか、集団だとレッスン出来ない。ということは一切なく、タイプが分からなくても問題なくパフォーマンスをあげることは出来ます。
タイプ判別の次に、立位のチェックをします。
チェック時によろけて立てていなかったので、正しい立ち方を伝えた3分足らずの時間で、それ以降は一切よろけることはなくなりました。
お尻歩きは最高のトレーニング
そこからお尻歩きをしてもらうのに、
「手を使わず座って(長座)みようか」
とやってみたら出来なくて、ドシンと尻もちをついてしまいました。何回か繰り返したら座ることはすぐ習得できましたが、手を使わずに立つ方が難しかったみたいで、自分から繰り返し繰り返し手を使わず立ったり座ったりを繰り返し、
「もう一回やってみて」
と言われ見てイメージを作り、ひたすら繰り返していました。出来ないことが出来るようになる喜びは、自然と鍛錬へと導くんですね。
その後のお尻歩きはみるみる上達していき、狭い室内でしたがボールを投げるといい球になっていました✨
それってほんとに鈍臭い?
お父さんが子供を鈍臭くみていたひとつに、ボールをキャッチしてから投げるまでの動作が多いことを言ってました。
が。。。
それはA2お父さんとB2の息子さんの準備の違いからでした。
投げるまでの準備が4タイプの中で一番速いA2タイプと、一番遅いB2タイプだったため、自分と同じ動きになるようにいくら言ってもならない子供が鈍臭く見えていたようです。
その詳細をお父さんに説明したら納得してくれました。
ただ動作や歩数が他者と比べて多くても、立位時の重心が不安定であれば鈍臭くなり、安定していればスムーズに動けます。
手を使わずに立ち座り(長座)が出来きてるうになっているのを楽しみに次回を待ちます。