スポーツが得意な子供の育て方

好奇心を伸ばして上げる

0歳児から出来ることがあります。

それが好奇心を伸ばして上げることです。

好奇心は行動範囲を伸ばしてくれます。小さな子供は、熱いものでも尖っているものでも手を出します。もしそれが安全なものなら触らせてあげることです。汚れることは危険ではないので触らせてあげてください。そこから第一歩が始まります。

小学生になるまでは、得意なことを見つけなくても、幅広くチャレンジしてください。それもやったことある程度で十分です。

運動嫌いになる子供

小学校低学年ぐらいまでは、競争という概念が薄く、競争する気持ちがない子もいます。

脚の遅い子の中にはそういう子もかなりいます。徒競走であれば走る意味を理解していないだけで、運動神経とは全く関係ありません。

そういう子供に対して無理に大人が「走りなさい」と強要しても、傷つき嫌な気持ちになるだけです。

さらに両親が「走るの遅いなぁ」などと他人と比べて評価すると運動が嫌いになってしまいます。自分は順位を気にしていなくても、両親からの評価は別物です。そういう子にかける言葉は、「一生懸命走っていたね」と走ることを評価してあげることが大切で、他人と比べることでも、順位を評価するこでもありません。

だからといって、順位を付けないとか、みんな一緒にゴールするということは意味がありません。

どんなことでも順位は決めて、努力しない人には努力しないなりの、努力した人には努力した人なりの結果が待っているというのが公平なことです。

個性なので、「みんな一緒」と個性を殺してはいけません。

優れた選手は頭の中に立体図がある

言われてスグに出来る子は、頭の中に立体図が入っているので、すぐにイメージが出来て体を動かすことが出来ます。そういう子には伸びしろがあります。こういう脳を作るには、小さいうちから、色々な高さ、幅、奥行きのある遊びをたくさんさせることが大切だと思います。また、子供の意思が出てきたら、反応や反射をさせる運動もいいと思います。

ここで注意点が1つ!

大人がノウハウを教えてはいけません。

教えたら頭の中の伸びしろがなくなってしまうと考えてください。「これをしたら…こうなる」と教えたら、もうそこでゴールになってしまいます。そこから先の奥行がなくなってしまいます。

大人に出来ることは、「環境作りと忍耐力」

ここで「4スタンス理論」(人によって体の使い方は大きく分けて4つある)も関係してきます。

例えばバットの持ち方で、人によって持ちやすさが異なります。

親がバットの持ち方を教えてあげたとします。それが実は子供にとって持ちにくくても、そのまま持ち続けます。脳はしっくりこないと感じていながらもっているので、うまく体が動かせなくなってしまいます。

子供自身が試行錯誤し、上手くいったり失敗したりを繰り返し、自分で安定する持ち方を見つけることが大事です。スポーツでも遊びであっても、方法を教えるのではなく、危険でない限り、自由にのびのびとさせてあげることが大切です。

なかなかできなくても、コツさえつかめば上達します。大人は時間がかかっても不安にならず見守る「忍耐力」を身につけてください。

子供の成長にとって、ボールが上手く打てることや早く走れることが重要なことではないと思います。

出来たら褒めるのではなく、好奇心をもって挑戦していることや、物事に考えて取り組んでいることを褒めてあげてください。

出来たら褒めるということは、失敗している時は褒めていないということになります。チャレンジしても出来ないを繰り返すうちに「やっても出来ない」と諦めてしまいます。そこで大人が「やれば出来る!」というと、子供はプレッシャーになったり、失敗したら自己嫌悪に陥ってしまい、失敗を恐れたり出来ること以外はやりたくないとモチベーションが下がり「や~めた」と諦めてしまいます。

スタンフォード大学のキャロル・ドウェック心理学教授の行ったある実験

子供たちを集めて、二つのグループに分けた上でIQテストを行いました。

その結果報告をする時に、Aグループの子ども達には

ドウェック教授

とてもいい点数だったね!頭がいいね!

あるいは

ドウェック教授

天才だね!

と子供の生まれ持ったものを褒めました。

そしてBグループの子ども達には

とてもいい点数だったね!頑張って取り組んだんだね!

ドウェック教授

と子供の成長や努力をほめました。

すると、Bグループの努力を褒めてもらった子供たちはテストを続けていくと、

トーマス

もっと難しい問題出して!もっと難しいテストしたい!

と自らテストの難易度を上げていったのに対して、

Aグループの生まれ持ったものを褒めてもらった子供たちは、そのまま簡単なテストを選び続けました。

つまり、やれば出来る物事へのチャレンジ精神しか湧かなかったのです。

やれば出来るお子さんが好奇心をもって挑戦したり、取り組んでいくには、「出来ること」というのは最初から上手くできるわけではないし、生まれつきの能力で決まるわけでもない、と大人が認識しておく必要があります。

人間というのは努力や学習によって、変わることが出来る出来ることが増えるという思考に大人も子供もなってもらうことが重要なのです。

そのために大人が出来る簡単なことは、

努力や学習したことを褒めて誉めてあげてください。

ボールが打てたら

親トリさん

上手く打てたね。いっぱい練習してたもんね。

ボールが打てなくても

親トリさん

今の難しいのに、よくチャレンジしたね。カッコ良く動けてたよ

などと言ってあげてください。

子供にとっての重要なこと

子供にとっての運動は、決められた条件やルールの中で、与えられた課題をクリアする「対応力」を養うことが重要です。カラダの対応力も頭の対応力も磨かれ、これからの人生に活かされるでしょう。そこでは大人は、温かく見守る「忍耐力」が必要です。

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