「子供との勝負は勝った方がいい?」の答え

soccer

お子さんと勝負する時、

親トリさん
親トリさん

自分が勝って大人に憧れをもってもらった方がいいのかな?

親トリさん
親トリさん

子供が勝って喜んでくれる方がいいのかな?

などと教育上自分が勝つか子供が勝つか、どっちがいいのだろうと考える状況になることがあると思います。

今回は心理学者のチクセントミハイ氏のフロー理論から解決案を紹介していきます。

子供との勝負は1回目に負けた方がいい

結論から言うと、

子供との勝負は1回目に負けて、後は僅差にもっていく方がいい!

です。

まず大人が圧倒的に勝ち続けてしまうと、

子トリ
子トリ

もうやりたくない!

と止めてしまいます。

逆に子供が勝ち続けても、

子トリ
子トリ

面白くない!

となり長続きしません。

ミハイ氏のフロー理論とは、自分の能力よりも少し上のレベルで挑戦するととてもやる気が出やすくなり、時間を忘れるほど物事に没頭し、自ら徐々に難易度を上げ、成長していくという過程を理論化したものです。

これは、子供との勝負に限らず、学校での勉強や社会での仕事においても共通していえることだそうです。

今回はその入口、物事に興味を持ち続けられるようにするにはどう誘導するか鍵になってきます。

どうして1回目に負ける?

心理学上初めに起きたことの印象は大きく心に残りやすいといわれます。

最初の1回目に子供が勝つと次負けても

子トリ
子トリ

次は勝てそう!

という心理になり、また次勝負をしようとします。

この時、勝敗は常に僅差にしてあげることがミソになります。

「勝てるかもしれない」、「勝てそう」という気持ちが継続をうながします。

ギャンブル中毒

話は全然違いますが、極端な例がギャンブルです。

ビギナーズラックという言葉どおり、最初に勝ったり大勝ちすると、次も勝てるかもしれないとのめり込んでいきます。そこで逆に負け越すと今度は減った資産を取り戻そうとまたのめり込んでいきます。

ギャンブルの場合、負けた時にリスクが発生することもハマる要因だとおもいますが、確率的にパチンコ8割、競馬7割5分といわれています。これは8割の確率で勝つというより、10,000円使ったら8,000円戻ってくるという意味で殆どの人は負けるにもかかわらず継続してギャンブルをします。

勝った時の高揚感を欲し、負けても次こそ勝てるかもしれない、もしくは損した分を取り返そうという心理状態からギャンブルに依存していきます。

これが最初に負けていたら、もしかしたらのめり込んでまで継続することはないのかもしれません。

話を戻すと大人ですら最初の出来事は心理に大きく影響します。

こういうことから、もう1回勝負したいと継続する子供の心理にもっていきやすいのは、「子供との勝負は1回目には負けた方がいい」です。

勝負は僅差でつける

心理学上最もやる気を高めるのは、少しだけ難しい挑戦だと言われています

簡単すぎるとすぐにつまらなくなり、逆に難しすぎても挑戦する前から諦めてしまうので、その後継続するにはよくないです。

例えば5回勝負をする時は、

  • 1回目 子供が勝ち
  • 2回目 子供が勝ち
  • 3回目 子供が僅差で負け
  • 4回目 子供が僅差で負け
  • 5回目 子供が勝ち

と、最初の2回くらいは子供が勝てるように調整してみてください。

その後、僅差で子供が負けるようにしても、勝った時の成功体験がまだ残っているのでその後負けても、

子トリ
子トリ

もう1回勝負だ!

と次も挑戦しやすくなります。

この時子供が僅差で負けるようにすることは、勝つか負けるか分からないハラハラした展開を意図的に作り出すことで、少しだけ難しい挑戦に繋がりやすくなります。

最終的に子供に勝ち星をもたせることで、満足感や達成感も得られやすくなります。

さらに次の機会にまた勝負したいという意欲にも繋がります。

子供の個性を見極める

とは言え、子供の個性やその場の状況でも変わるので、大人が大差で勝ったり、大人の全力を見たり感じたりしたほうが憧れをもって、そうなりたいと目標が出来やる気に繋がる場合もあります。

逆に負けず嫌いで1度でも負けたり、負けそうになると放棄してしまう子もいるので、日頃からよく見てあげることは大切です。

まとめ:

「子供との勝負は勝ったほうがいい?」

は、1回目は子供が勝って、後は僅差で、最終的に子供が勝ち越すとやる気や満足感が得られやすい!です。

物事が長続きしやすくなり、挑戦意欲も増す方法なので試してみてください😊

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