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「頭を動かさない」本当の意味とは
ゴルフの基本動作で、スイング中は「頭を止める」とよく言われています。しかし、分かっているけど頭が動いてしまう人も中にはいるとおもいます。そこで意味を理解して動作するのと、そうでないのとでは動きの精度も違ってくると思うので解説していきます。
その「頭を動かさない」本当の意味とは、
体幹が動いても頭は独立して目標を捉え続ける
です。
要するに、「頭をフリー」にして体幹部を動かします。
フリーとはフラフラさせることとは違います。
頭をフリーにする
構えた時によく言われる「顎をひいて頭を動かさない」と「肩の力を抜く」は、同時には出来ません。
両立しない言葉なのです。
顎を引くと首が固まります。首が固まっているのに肩の力は抜けません。ただ首が固まると頭は固定されます。しかし首も頭も固まると体幹部まで固定されてしまいます。
その状態で身体を使ってスイングすれば、頭と身体と一緒に動きます。
補足すると、肩の力を抜こうと意識しすぎると、頭はフラフラして安定しません。
体幹部を動かしても、首を固めず首から肩にかけて柔軟で、無駄な力みがない「頭をフリーにする」ことが「頭を動かさない」につながります。
ニワトリが頭をフリーにしている映像を目にすることがあります。ニワトリの胴体を持ち上げて上下左右に動かしても、ニワトリの頭は動きません。
ニワトリさん
目標を捉え続ける
頭を動かすと目標は捉え続けることが出来ません。
単に目線が動くからではなく、脳が揺れると判断能力が落ちます。安定性も欠きます。
仮に頭も身体も動かしてスイングを続けていたら、ボールを捉えられないどころか、すぐに気持ち悪くなると思います。この気持ち悪くなるということが、今自分が正常ではないという脳からのシグナルになります。自分に向き合いアンテナを立てて、自分の身体の発する声に従って自分の動きやすさを追求していってください。
自分の身体の声とか言ってますが宗教じゃありません(笑)
我が家のクーも、他の犬や動物を見つけると、頭を少し低くして対象物を捉え続けながら頭を動かさずに歩きだします。それはチーターが獲物を狩る時の動作に似ていて、本能の素晴らしさが垣間見えます🐺