脱ストレッチがケガ予防になる⁈[トレーニング①]

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私はゴルフレッスンの始めに「リポーズ体操」を取り入れています。

リポーズ体操

「リポーズ体操」とは、《動作の軸を感じ身につけるエクササイズ》です。

目指す理想は赤ちゃんの体です。赤ちゃんの動きは筋肉にあまり頼ることがないため、必然的に軸を中心とした動作になっています。リポーズの「リ」は「Re」:「再び」という意味からきていて、赤ちゃんの頃誰しももっていた感覚を取り戻し、自然な動作を行える軸トレーニングです。

リポーズ体操は、準備・整理運動、ストレッチにあたるもので、関節の可動域を広げることができます。

全身を最適な状態に脱力させつつ骨格を整えるセルフ整体でもあります。

他にも個々の特性、4スタンスタイプが発揮しやすくなるトレーニングにもなっています。

ストレッチ

ストレッチの多くが筋肉や関節などの部位を伸ばすものです。

外から圧をかけてギューギュー筋肉を伸ばすと、脳は自分の身を守るために、無意識に外圧に耐えようと硬く縮める性質があります。やり方を誤るとストレッチによって体を硬くしてしまう上に、体が硬いからとさらに力を加え続けていくと怪我しかねません。

リポーズ体操の例

まず、以前書いた「正しく立つ」ことから、リポーズ体操が始まります。

立てたら、鼻と口で同時に吸って吐く深呼吸をします。

イスで前屈

腰痛持ちの人にもオススメです。

  1. 正しく立った状態から、静かに椅子に座ります。決してドスンッとならないようにしてください。
  2. そのまま上体を倒して、前屈します。これが辛かったら、クッションを間に挟んで前屈します。
  3. そのまま深呼吸をしながら力を抜いていき30秒~1分行います

おしり上げ下げ

体の軸を感じます

  1. イスに座った状態で、頭を動かさないように、右脚と右のお尻をイスから浮かします。
  2. 頭を動かさないように、左脚と左のお尻をイスから浮かします。
  3. 左右交互に5往復します。

キャット&ドッグ

体の軸を感じ、さらなる負荷を加えます

猫が総毛立って背中を丸めたり、犬が遠吠えする時に背中を反らせたりする様に似ていることが由来です。

  1. 両手両ひざを床につき四つん這いの体勢になります。両腕と両ももは地面に垂直にします。腕とモモが斜めになると体幹を使いづらくなります。
  2. 頭を動かさないように、体幹を大きく丸めて凸型の猫のポーズをします。
  3. 頭を動かさないように、体幹を大きく反らして凹型の犬のポーズをします。
  4. 交互に10往復します。
  5. 応用編でキャット&ドッグをしながら体幹部を時回しに動かしたり、反時計回しに動かしたりします。

最後に

体をゆるめることから始め、ゆがみやクセを正して体をリセットしてください。

体の緊張を取り、脳を休ませることで「軸」に気付けるようになるので、無理やり体を曲げたり伸ばしたりしないでください。

そもそも最速で走れるチーターはストレッチしません。そのチーターに追われるウサギもストレッチはしません。命がけで生きている動物がストレッチしていないのら、、、と考えるとストレッチして怪我している人は一度立ち止まって考えた方がいいと思います。普段から体幹部を動かしていたら、実は練習前に準備運動をする必要がなくなってきます。いつでも動ける状態を作っておくということです。でもなかなか実践してくれる人は少ないので私はレッスン前に準備運動としてリポーズ体操を取り入れています。

「軸」ができると、無理に力を入れなくても、フッと色々な姿勢が出来るようになるので是非試してみてください😊

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