目次
最適な足幅
最も身体が安定する立位の足幅は知っていますか?
最も身体の可動域を出せる立位の足幅は知っていますか?
答えは、
ハム
肩幅は一見安定しそうに思いますが、確かに左右には強いですが、実は前後に弱くなります。
足幅を開けば開くほど、前後に弱くなっていきます。なので人は足を開いた状態でポンッと押されたり刺激が加わると、フラつかないようにかがんで軸を作り出します。この「首幅」で立つことは、もっとも筋力を使わずに済む足幅なのです。骨格主導で立つことができ、それはつまり「軸」を使って立つということになります。
次に可動域をみてみます。足幅を「首幅」と「肩幅」と開いた時では、捻転してみると「首幅(指二本分開いた時)」の方が良く動くのがわかるでしょうか?これは全身のあらゆる可動域をもっとも大きくしてくれる幅だからです。
立位姿勢の「軸」を獲得できる足幅は「首幅」で、もっとも筋力を使わずに済み、あらゆる可動域をもっとも大きくしてくれ、続く動作の潜在能力がもっとも高くなります。
では、なぜフルスイング時に「首幅」の足幅で振らないのでしょうか?
フルスイング時の足幅
長い距離を打つアドレスになるにつれて足幅は広がっていきます。
言い換えると、長いクラブになるにつれて足幅を広げます。
これは、スイングでは上半身と下半身にタイムラグが出るからです。
クラブが長いほど戻ってくる時間も長くなります。この時間をコントロールしてくれるのが足幅になります。上半身と下半身のタイムラグが大きいほど足幅は広くなり、タイムラグが小さいほど足幅は首幅に近づきます。
安定させるために足幅を広くとるのではありません。
ハム
時間をコントロールしてくれるのが足幅と考えると、
- 身体の柔らかい人と硬い人とでは、上半身と下半身のタイムラグは違います
- 脚の長い人短い人とでも、上半身と下半身のタイムラグは違います🤣
- 4スタンス理論の4タイプで比較すると、A1・B2のクロスタイプは体幹部の四角形を対角線上に結んで連動させる特性があるので、上半身と下半身のタイムラグは大きくなりやすいです。クロスタイプの足幅の目安は「両足の内側から内側までの幅」が「体幹部の幅」です。
- A2・B1タイプのパラレルタイプは体幹部の四角形を左右同側同士で連動させる特性があるので、上半身と下半身のタイムラグは小さくなりやすいです。パラレルタイプの足幅の目安は「両足の外側から外側までの幅」が「体幹部の幅」です。
ハム
クロスタイプ・パラレルタイプ
クロスタイプとパラレルタイプをざっくり上記に書きましたが、
例えば、
縄跳びを飛んでいる時に、①左右の足が半歩ぐらい前後にずれて飛び続けている人は「クロスタイプ」の可能性があり②両足がそろったまま飛び続けている人は「パラレルタイプ」の可能性があります。
他にも、
机に座ってノートに文字を書いている時に、①ノートを斜めに置くと字が書きやすかったり、ノートは真っ直ぐに置いていても自分がちょっと斜め向くと字が書きやすい人は「クロスタイプ」の可能性があり②ノートも自分も真っ直ぐになったまま字を書いている人は「パラレルタイプ」の可能性があります。
まとめ:フルスイング時の足幅は体幹部の幅
時間をコントロールしてくれるのが足幅です。
理想の足幅は「首幅」ですが、クラブが長くなると足幅は広くなります。
体幹部の動きの特性として足幅が広い狭いはありますが、体型や柔軟性によっても足幅は多少変わります。
目安は
体幹部の幅に足幅を開く
といいと思います。大体の人は体幹部の幅と足の内側を合わせがちですが、足の外側で合わせることも頭に入れておいてください。
特に安定するために足幅を開いている人は、自分の足幅を見直してみてください😊