ハンドボールをしている小学生のお父さんから、息子の動きをみてほしいという依頼で、不定期でトレーニング&動きをみさせてもらっています。
小学5年生からみていて現在小学6年生です。
前回の記事はこちら↓
ハンドボール未経験者🏐がハンドボール指導してきました。ポジションはキーパーで依頼内容は、「ボールへの反応が遅いことと、頭の上に来るボールが取れないことを改善してほしい。」です。ハンドボール未経験者にも関わらず具体的な依頼内容なのは、信頼関係もあってのことだと勝手に解釈しています😆
目次
キャッチボールで基本動作を身につける
ボールを取る
ボールを取って投げる基本を身につけておかないと、動きのスピードやジャンプ力をあげても課題は解決出来ません。
そこで、まずボールを正中線上で取ることをしました。目には見えませんが正中線とは身体の中心を通る線のことです。左右にくるボールも、身体の向きを変えて正中線上で取ります。
ボールの飛球線上に動いて取るのとは違います。飛球線上でボールを取ることが基本だと思われがちですが、それでは労力を使いすぎです。横に飛んでくるボールにまわりこまなくても、正中線だと自分の向きを変えるだけですみます。文字にすると、ボールを取りこぼしそうな感じがしますが、これは高度なことではなくこれが基本でこっちの方が楽にボールを取ることが出来ます。
これが出来るようになると、目ではなく胸でモノを捉えられるようになり、コントロールが良くなり高度なフェイントを使えるようにもなってきます。
ボールを投げる
次に投げる時の基本動作は、取った位置にボールを止めて、自分が動いて投げていきます。
例えば「ボール」を「水の入ったコップ」に置き換えると、コップの水をこぼさないように、自分が動いて投げようとする動作までもっていく感じです。腕を動かして投げようとすると水がこぼれてしまいます。
なぜ、ボールを動かすのではなく自分が動くかというと、自分が動いて投げた方がボールは正確に強いボールになります。これは、手投げになるか体幹手動で投げるかの違いです。早く投げたいからと手を引いて投げてしまっては、いい送球は出来ません。
最初は、ボールを取った場所からボールを動かさないよう空間に止めたまま歩いて、投げる手の位置まで移動出来たら投げることから始めていき、出来てきたらステップを踏んでリズムを作ってと徐々にスピードをあげて身体機能のパフォーマンスをアップします。
中には自分ではボールを止めているつもりでも、実際ボールが止まってるか動いているか分からない子もいます。これは体幹部が硬くて感覚が鈍くなっているので、自分では気づけなくなっているからです。こういう場合は動作の練習をひたすらするよりも、柔軟性トレーニングを取り入れた方が早く感覚が出てくるので、体幹部の柔軟性をまずあげてあげると自分が思い通り動けているか違いに気付けるようになります。
ハンドボール少年もこうやって徐々に基本動作を身につけていきました。
椅子を使ってボールへの反応速度をあげたら、お父さんに火がついた!
キャッチボールで基本を身につけてから、依頼されたゴールキーパーの課題に取り組みました。
そしたら、たったの1分で激変!
あっという間に改善され、ボールへの反応が良くなり、ジャンプ力もあがって頭の上にくるボールも止められるようになったので、ハンドボール経験者のお父さんにシュートしてもらいました。そしたらばんばんシュートブロックしだすので小学生相手に段々とお父さんが本気モードに😲あまりのボールの勢いに目をつぶりつつもしっかり身体は反応していました。びっくりしたお父さんからは
「どんな魔法かけたの?」
と嬉しい言葉もいただけました😆
この時取り入れたのは、椅子を使った段差トレーニングです。
まず椅子の上に立ち、キーパーの構えをして椅子からドスンと降りないようにそっと降りるだけです。右足から降りても左足から降りてもドスンと降りないようどちらもそっと降ります。
そっと降りれるようななったら、実践でシュートをブロックしていくと、まぁなんということでしょう~✨になりました。
これが魔法の仕組みです。辛い苦しいは嫌ですよね!楽してパフォーマンスアップです🤣
柔軟性トレーニングで緩まないのは身体の歪み
「ボールを投げる」編で体幹が硬いと感覚が鈍くなると書きましたが、この時に柔軟性トレーニングをしもまだもうひとつ緩まない子もいます。こういう時は身体が歪んでいる場合が大半です。柔軟性トレーニングは軸体操なので自分で歪みを改善できますが、セルフケアは継続していくことで徐々に改善されていきます。ただ整体を施すと時短で改善されるのと、どうしてもセルフでは改善しきれないところは人の手が必要になってきます。歪んでいるのはわかっているけど、セルフケアは伝えられるけど、私が何かしてあげることないか?、、、そこの問題に長年もやもやしていましたが解決すべく、この度整体出来るトレーナーになっちゃいました!
今回のハンドボール少年も左側の動きが柔軟性トレーニングでももうひとつだったので、その場で施術して整えてからトレーニングしたことでより効果が大きくでました。
こういう経緯もあり馴染みのないワードだと思いますが、「コンディショニングトレーナー」という肩書きを改め、「コンディショニングアドバイザー」という肩書きに変更させていただきました。
身体を整える目的で骨格調整の施術をしていたらあることに気づき、施術後計測してみると皆さんのウエストや二の腕の数値が変わり、顔の歪み調整で小顔になってる😲ことが分かった話はまた今度…